婚前道中膝栗毛

結婚前の男女がリアカーで歩いて日本縦断に挑戦する「ガチンコロマンスドキュメンタリー」笑いあり涙ありの物語。byヒデアキ&みのり

婚前道中? いいえ、結婚する気はさらさらないです。


昨日盛岡でお話会を開催してもらったのだけれど、3時間多岐に渡る話題で盛り上がった。東京から新幹線で来てくださった方も「自信」「仕事・お金」「結婚」という3テーマが多くを占めたので、そこでの会話をそれぞれまとめたいと思う。



◆自信は「幻」であって、そんなものはそもそも存在しない。

 




「私は自信と勇気が出せないですが、自信と勇気のコツとかありますか?」

「自信ってそもそも本当は存在しないと思うんですよ。幻です。だって、赤ちゃんが『俺歩ける自信あるしー!!』って歩き始めないですよね?(笑) 歩きたいから、歩く。やってみたかったから、やった。でもいつしか、失敗しちゃいけない、間違いはいけないことだと思い込んで、安全を選んで選んで、やりたいことができなくなっていく」



“自信”はそもそも、未来を生きる視点で生まれてくる言葉であって、今目の前にあるものに心底取り組んでいたら、そんな概念は生まれない。自信がない勇気が出ないと悩んでいる時点で、正しさを生きようとしてる。「うまくやれなかったらダメだ」「誰かに批判されるかもしれない」・・・と“自信”で悩んだら、そこに対して悩むのではなく正しさを生きようとしている自分に気付くべき。

このまま正しさや安全を生きていたら、そのうち赤ちゃんが「俺歩ける自信ねェよ…」と思いはじめて、人類の二足歩行の歴史はあっさりと幕を閉じるかもしれない。






◆「働いてる場合じゃない」って思ったんです!

 



「だって、知らなかったんだもん。仕事辞めていいとか。」

長年医療現場で働いてきた女性参加者が、今年仕事を辞めることを決めたそう。けれど、思ったよりも抵抗感なくあっさりと辞められたという。その場で話していて、そもそも今のスタイルの「働く」が古いよね、という話になった。





「普通の生活をしていて飲む一杯の水と、ずっと何日も砂漠を彷徨い続けた先の一杯の水は、まったく価値が違う。それを一辺倒同じ価格にして提供するっていうほうが、『不自然』だと思うんだよね」




「お金もね、溜め込もうとすると入って来なくなるのは当たり前。ちゃんと流れるように出来てるからどんどん流していく。すると、水みたいにちゃんと入ってくるから不思議だよね。最初は半信半疑だったけど、その現象を数えられないくらい見てきたから、信じざるを得なかった(笑)」


「托鉢の人も『貧しい人のところに行きなさい』って言われるんだって。貧しい人ほどお金を溜め込むから貧しくなるから、そういう人達のところにほど行きなさいって」


「お金を流す際の意図の純粋さって大事だと思うけど、自分の実験上、10%までは煩悩っていうか、『これ流したから入ってくるぜ』みたいなのがあっても大丈夫だった(笑)」







「結局“社会”って、今この瞬間この国のある一つの文化みたいなもので、それに合う人は合うけれど、合わない人は合わないのは当たり前だと思う。それに合わない人は合わないで突き抜ければいいけど、ピュアな人は『どうして自分は適合できないんだろう・・・』と悩んで悩み抜いた末死んでしまう。しかもそういう人に限って敏感に物事を感じ取って、人の些細な表情とか空気感の変化とかもわかっちゃうから、余計傷ついて、でも誰かを責めたりも出来ないから、『自分なんて・・・』って自己嫌悪になってやっぱり死んじゃう。それか鬱。それって、勿体ないなぁってすごく思うんだよね」



星の数程ある“あり方”の中のたった一つ、それに合わせられなければ存在価値がない、というこの空気感は相当狂っているなと思う。島国特有というのはあるのだろうけれど、だから海外に行けば「こんなに自由(自分のあり方)でいいのか!!」と目から鱗が落ちる訳で、外に行けば、今の日本で生きていけない人が逆に輝きもするだろう。朱に交われば赤くなるは鎖国的国家でなし得る現象であって、そうでないこの時代で赤になれない自分を責めるのではなく、青や緑の日の丸で生きてくことがむしろこの国そのものを「開いて」いくんだと思う。





◆「結婚」「不倫」「付き合う」「夫婦・カップル」全部、もう、古い!!

 


『付き合ってる』『恋人としかセックスしちゃいけない』『結婚してるから恋しちゃダメ』・・・もうね、全部古い。ボーダーをイチイチ引いてる暇あったら、分類してる暇あったら、目の前の人を愛せばいい。『彼氏じゃないから』『不倫になるから』・・・あなたは何を愛してるのかって言いたい。それは相手を愛してるんじゃなくて、『彼氏』を愛してる訳で、そんなの恋愛でもなんでもない。


「『恋愛』はこの生産性や合理性、目的で『生きてる』って感覚がないこの社会感の中で唯一汚されていない最後の人間らしさ。『何のために愛してるんですか?』『どんなメリットがあって付き合ってるの?』なんて誰も聞かない。好きだから、好き。その人間本来の尊い物が、ちゃんと残っている。だから恋愛は芸術だし、どちらも『いのちそのもの』という意味では、全く同じもの。」


と、そんなことを言っていたら、アメリカがRainbow一色になったね。もうそんなくだらないことで悩んでる場合じゃないから。やれ“不倫”だの、“嫉妬”しちゃうだの、“彼氏”だからとか、“セックスすべき”かとか、そんなことで悩んでることのほうが、よっぽど自分で自分の人生汚してる。正しさを恋愛に持ち込んだら人生終わりだよ。理論じゃないの、合理性じゃないの。「愛したい人を、愛したいだけ、愛する」それもできないくらいならそんな枠組みとっとと捨てて、全力で恋愛にぶつかれよ。全身全霊で愛を伝えろよ。








私は「カヤノヒデアキ」という人間そのものを愛してる。だから、彼を“彼氏”だとも将来の“旦那”だとも別の何かだとも分類しない。一生一緒にいたいと心の底から思うからこそ、結婚なんて枠に嵌める気はさらさらない。そんな名前や肩書きや分類なんてないもっと尊くていのちそのもののところを、一瞬一瞬、愛し抜いていく。





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「人生は、アートだ。」









《只今、岩手県盛岡市

 
最近欲しいものは、風鈴とキセルです。(みのり)

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