婚前道中膝栗毛

結婚前の男女がリアカーで歩いて日本縦断に挑戦する「ガチンコロマンスドキュメンタリー」笑いあり涙ありの物語。byヒデアキ&みのり

とある2人のなりそめ。Part1


あるところに、大学1年の女の子がいました。
当時まだ18歳の彼女は、やりたいことも夢もなく、
でもそんな自分が嫌で、そこから抜け出す道を模索していました。





大学に入学した年の大晦日。彼女はブログを始めます。
何か変われるんじゃないかという、淡い期待を込めて。


そこに記したのは、「変わりたい」という気持ち。
そして尊敬する旅人の名前。








http://ameblo.jp/kair0s/archive1-200912.html











あるところに、大学を留年している男の子がいました。
自分の心の声を聞き始めたからこそ、
現実と心が違うことに気づき始めていました。
そしてアクションの最初の一歩を踏み出していました。


そんな男の子には、好きな女の子がいました。
でもずっと、片思い。















あるとき男の子は、なんとなく見ていたブログの中で、
好きな女の子と同じ名前の子のブログを見つけます。
 

そして記事にあったのは、男の子が尊敬している旅人の名前。
そして少し自分と重なる境遇、変わりたいという思い。
 
 
 

普段なら書かないコメントを、なんとなくそのブログに残しました。


 
 
 
 
 
 
 




 



そんな時に、偶然2人の尊敬する旅人が、
世界一周から一時帰国して、東京でいくつかのトークライブをやることに。


またとないチャンスに、男の子はトークライブに行くことを決めます。


 





 

 
 
 
 




男の子は女の子に連絡しました。
例の旅人がトークライブをやるみたいだよ。
 

女の子は返しました。
はい知ってます、私行こうかと思ってます。
 
 






2人が選んだのは、たまたま同じトークライブでした。
せっかくだから、会いませんか?
そんな流れになりました。





 








 





トークライブ当日。



男の子は女の子に初めて会って思いました。
そんなに可愛いわけでも綺麗なわけでもないけれど、
この子はきっとこの先どんどん輝いていくのかもしれない。
 

女の子は男の子をはじめて見て思いました。
背小さい人だなぁ。背が私より高かったら悪くないのにな。



 
 





そんな思いはお互い知らず、
トークライブ後熱も冷めないまま、男の子は女の子に提案します。
君におすすめの団体があるんだ。夢をもった人達ばかりの学生団体。
 
 
 
女の子は喜びました。
変わりたい。そんな団体があるなら、是非紹介してください!









 







 
 
 
 



それから3年、彼らはほとんど別々の道を歩み、
年に数えるほど、思い出したときだけメールをするくらい。


男の子は相変わらず片思い。
心の声を聞く方法を学んだり、子どもを喜ばす団体を指揮したり。


 
女の子はいろんな恋愛をして自分を知っていきます。
また、男の子から紹介された団体をきっかけに、
彼女を取り巻く環境が、少しずつ変わり始めます。


 







 
 









そして、3年が経ったある日。
あるひとつのイベントが、2人を一気に近づけたのです。




 
 
 
 
 
 
 
 
 

・・・つづく。









みのり