婚前道中膝栗毛

結婚前の男女がリアカーで歩いて日本縦断に挑戦する「ガチンコロマンスドキュメンタリー」笑いあり涙ありの物語。byヒデアキ&みのり

This is Life.

いきなりだけれど、私はいわゆる高学歴だ。

嫌味じゃなく読んで欲しいのだけれど、
大学に行って初めて、「高卒」って呼ばれる人と知り合いになった。
大学時代に初めて、いわゆる「仕事」以外の仕事をしている人に出逢った。
 
 
 
高卒(中卒)とか、あとカラダを使って仕事をする人。
トビとか、ドカタって言われる人とか。
当時はなんだか、テレビの中にしかいない感覚だった。
 
ヤンキーとか、学校遅刻とかずる休みとかも。
ドラマにしかないような、そんな感覚。
進学校育ちは共感できるんじゃなかろうか)
 
 
 
 
今は逆にそんな、当時は別世界みたいな人達と関われるようになって、
逆にそんな人達の中にたくさんおもしろい人達がいて、人間臭くてあったかくて、
今までのコミュニティも、そんな人達も、
まとめて大好きな私がいる。


 
 





 
 
 
 
なんでいきなりこんな話をしたかってね(笑)
広島ですてきな出逢いがあったんだ。
 


シンガーソングライターの十輝(トキ)くん。
ルックスもものすごいイケメンだけど、メンタルはそれよりもさらにイケメン。
私より若くて、でも本当に人を愛していて、粋で、感性が豊か。
 






十輝 / One Family♪ PV

 
そんな彼は、学校を出ていない。
 




 
 
 
海外ではたまに話をきくけれど、ホームスクールで彼は学んできた人。
 
何家族かが一緒になって、
例えば隣のおうちのお父さんは数学が得意だからそれを教えて、
別のお家のお母さんは国語を教えるとか。
英語で授業をしてたから、英語は流暢というか普通に話せる。
 
 


そして彼らは子ども達にゲームではなく、楽器を与えた。
それが、十輝くんがシンガーソングライターになったきっかけだった。
 
 
 




 
13歳で、花見のときにナガレ(歌を歌う人)をやる。
稼げるときには1万を1日に稼ぐ。
13なんて、おこづかいがちょっと上がるくらいの年齢だ。
 
そのときに、自分の力で金を生み出せる、それはとてつもない自信になる。
それは私もよくわかる。
自分の力で生きてゆけるんだって、リアルに体感できるから。
 
 
 
 
 
 
 




 
 
 
そんな彼と話していて、ふとこんな事を話してくれた。
 
 


 
昔僕にこんなことを言ってくれた人がいたんだ。


 当時音楽まっしぐらで、やっと彼女が出来た時。
その人が『なんでずっと(彼女)いなかったの?』ってきいたから、
 『音楽してるから彼女なんてできないと思ってて・・・』って言ったんだ。
 そうしたら、『じゃあ音楽がなくなったら十輝くんには何が残るの?』って。
 
 その言葉がすごく響いたんだ。もし自分から音楽がなくなってしまったとして、
 そのとき愛してもらえなくなる人にはなりたくないって。
 例え自分からこの腕と、喉がなくなっても、
『十輝』であれるような生き方がしたい。
 
 音楽はあくまで増幅装置であって、僕自身じゃない。
 ときに音楽に逃げてしまうこともあるけれど、そうでないようにありたい。
 それが、『生きる』ってことでしょ?
 
 
 



普段ヒデアキとよくこんな話をしているから、すごく嬉しかった。
そんな素敵な彼が、彼自身で話してくれている事が、嬉しかった。
 






 
 
彼はFacebookで、自分たちについてこう書いてくれている。




 
そのリアカーの2人を通して大きく感動したことがある:
 
2人は何か楽器や披露できる特技があるわけではない。
彼らは
旗を掲げて、
旅人〜という格好をして、
"2人"で日本を歩いている!というところに芸術を生み出していたのだ。
 
それがパフォーマンス。
それが美。
それが作品。
生きてるままが芸術。
それに賛同した人がお賽銭を入れているのだ
 
"僕は何も特技がないから"
と言って
やる気を失っている若者が今どれほどこの国にあふれていることか。。
この2人に出会って勇気付けられ元気を得ている人が
まだまだたーくさんいるんだろうね。
 
(中略)
 
This is Life.


 
 
 




 
 
 
旅に出て、こんな出逢いがたくさんあった。
人をそこまで好きでなかった私が、こんなに好きになったのは、旅のせいだ。
 
日々自分の中で世界が大きくなる。常識が覆る。
こんな生き方があるのかと目を見張る。
そうして自分がどんどん大きくなる。
自分へも他人へも、許せる範囲が広がる。だからずっと生きやすくなる。
だって、みんな違ってみんないいから。
 
 
 
 
死にたくなったことのある私だから言える。
死にたくなったら、旅に出てから、死のう。
 
 
 
 






 
 
そのことに関して、
最近ヒデアキと注目している坂爪圭吾さんが記事を書いてる。
もし良かったら読んでみて欲しいかな。
 
 


<人生の美しい三つの保証>
 
1・「人は優しい」ということ。
2・「不思議なことは起こる」ということ。
3・「今いる場所が世界のすべてではない」ということ。
 

(本文より抜粋)
 
 
 
 
 



 
 
 
 
ちなみに12月3日に、この坂爪氏を呼んで東京で講演会をやります*
うちらのプチ報告会もつくかも・・・?
企画段階だけれど、3日の夜は空けとってください^^*
 
 






 
 
 
 
 
 
 
 
これこそが、人生だ。
This is Life.
 
 


 










みのり