それ、NOです!と言いたい7つのこと
歩いているとよく声をかけてもらうのですが、
それはちょっと違います!といいたい事をまとめました。
1.大変ですね
No!
そんなに大変ではないんです。“無理しない”をモットーにしています。修行ではないので、辛くなる前に休みます。
そして、歩くので体力はそこそこ使うんですが、僕にとっては自分の心に嘘をついて他のことをするより、はるかに楽なんです。
2.そうとうお金持ちなんでしょ?お金貯めてから来たんでしょ?
No!
全然ないです。笑
一ヶ月分の給料しか持ってきてないですから。
何かやりたい事があったとしても、やらない理由はたくさんあります。
お金がない、時間がない、他者の目が。。もちろん僕もそのひとりでした。ただそれをやらない理由にしたくなかったんです。
やって駄目になったら帰ってくればいいじゃないか。途中で中断になれば笑われるだけ。しかし、もしやらずに後悔してしまえばそれは自分の中に消えることのないモヤモヤを残す。それならやって砕け散った方がよっぽど爽やかだと思いました。
それにクリアできるくらいの金額をはじめから所有していたら、つまらなくてやらないだろう。
3.意志が強いんですね
No!
「意志が強いんですね」と言われてびっくりした。逆よ、逆。弱いから出来るの(笑)
『北海道まで行かなくちゃ』『頑張らなくちゃ』『終わったら結婚しなきゃ』そんな旅なら辞めてる。楽しいから幸せだからやりたいからやってる。ゴールや目的なんて定めてやってたら、やってらんない。今を楽しむだけ
— 婚前道中膝栗毛 (@hizakurige8) 2015, 4月 30
4.若いからできるんですね
No!
もちろん僕らのように歩きというのは体力が必要なのはわかります。けど本当にそうかな?と思う。事実として定年してから夫婦で車内泊しながら日本を旅している人にも出逢ったし、60歳を越えた方が同じようにリアカーで歩いて旅をしているそうだ。本当にやる人は年齢なんかを言い訳にしない。やる人は若い時も歳をとってからもやる。
5.歩いて日本縦断に挑戦するなんてすごいですね
No!
いっけんすると、歩いて日本縦断にチャレンジしているようだけど、本当は違う
。自分を生ききる事に挑戦している。
— 婚前道中膝栗毛 (@hizakurige8) 2015, 4月 20
実は、日本縦断に挑戦しているなんて自覚はほとんどない。本当に挑戦しているのは『自分のいのちを生きる事』で、北海道(ゴール)なんて意識していない。ただそのときそのときを生きるだけ。もし、心の底から違う事がしたいと思ったら中断すると思う。辞めるのも勇気。
そもそもはじまりは友人の一言から。「もし余命が半年だったら何がしたい?」から始まった。その時に浮かんだことは本当だと思ったし、なんのために?とかそれをして将来どうなる?とかそういうのは吹っ飛ばして、それを愚直にやりたかった。もし今同じ問いをされても同じように答えると思う。
6.ぜひこの旅を通して何かを見つけて欲しい
No!
結果的に何か発見はあるだろうが、何かを見つけるためにやっているのではない。むしろ「私は、こう!!」みたいなのを表現したくてやっている。
一般的な旅ではなく、芸術活動だと思ってやっています。
7.ゴールしたら結婚するんですよね
No!
婚前旅行なのでゴールしたらプロポーズというロマンチックな展開かと思えば、そういうわけでもない。未来の事は未来になってみないとわからない。旅中に喧嘩別れするかもしれないし。歩き始めて二人でいろいろな会話をするなかで、『結婚』をテーマに話したりもするが、今の結婚制度には二人とも『?』がある。だとしても必ずしもないとも言えない。現代の離婚率の高さも結婚制度が崩壊に近づいていると思う。「結婚=ゴール」とか、「結婚=幸せ」に疑問を投げかけていきたい。
ただ、これだけははっきり言えるっていうのは、うちらはいいチームだってこと。
・最近あった嬉しい出来事
テレビを見てくれた高知県の花農家さんが、花束を送ってくれました!
ありがとうございます!!
【現在地/石川県野々市】
婚前道中膝栗毛
・mail
hizakurige8@gmail.com
・tel
090-8453-0535(ヒデアキ)