意味もなく生きてそれが何か問題でも?
「なんのために生きているんだかわからない」
そういう人をたまに見かける。
僕も昔はそうだったし、誰かのために世の中に利益を及ぼしていない自分は価値のない人間だと思っていた。
自分の内なる声がどんどん自分を苦しめていた。「お前なんていなければよかったのに」いつか本当にふわっと自分の存在を消してしまうのではないかと自分自身で恐ろしかった。
今思うと、誰かのために生きることで自分の存在を肯定していたように思う。
そもそも生きるのに目的なんてあるのだろうか。
なぜ生きる事にさえ目的も求めてしまうのだろう。それはあまりに世の中が目的や合理性で動いているからのように思う。本当は生きる事に意味なんてものは存在せず、ただ生きるために生きているだけ。
『なんのために』なんて事は本来思考する必要はなく、綺麗事ではなく、生きていることだけで素晴らしいことなんだと思う。青空や夕陽は僕にそんな事を思いださせてくれる。
生きる価値がない人間など存在しない。それが例えどんな犯罪を犯していたり、どんなに人に迷惑をかけていようと。
間違いなく言えることは、いたるところから送られてくる請求書の金額を支払うために生きているのではないということ。
青空を見よう
夕陽を見よう
星空を見よう
大丈夫だ。今日も生きている。
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婚前道中膝栗毛
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